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執筆者の写真武田尋善

1997年 7/17〜18

7/17 マドゥライ〜ラーメーシュワラム




昨日の夜 フロ場に黒っぽいゴキブリが出た。 ブルース・リーばりの声を出しながらゴミバコで叩いて水で排水溝に流してやった。 つらいたたかいだった… 昨日作ってもらった服を来てねた。起きたらシワシワだった。 マドゥライの駅からアンナー・バススタンドまでサイクルリキシャで行く(25Rs)。 おっさんが疲れていくのが目にみえてわかる。こっちもけっこうつらい。

スゲエ高速で走るバス!クラクション連打!スリル満点!

ラーメーシュワラムまで4時間くらい。 後にヒンディーの話せるおじさんがいた、彼に 「ここはどこですか?」と聞くと、 「カルナータカ!」と言った。 「えーー!!!!???」 カルナータカ州はぜんぜんちがう方向。なんてこった! でも、よく聞いたら、おっさんがカルナータカから来たってことだった。 ビビらせんなー! だけど、彼や車掌さんのおかげでちゃんとラーメーシュワラムにつけた。 マメを炒ったスナック(1.5~3Rs) よくバスのなかで売ってる。 ほかにも、バスが止まると売り子がいろいろ売ってきて面白い。

インドにきてからよく飲む。 ペプシとコカ・コーラのちがいがなんとなくわかったような気がした。


あんまりな絵


いやー!綺麗な海! でも、場所によってはトイレになっていてオソロシイ… きれいなビーチを探して泳いでみた、遠浅の海で、 かなり遠くまでいっても膝よりちょっと高いくらい。 藻がイヤだけど、藻のないところで泳いだ。水がちょっとぬるい。 ロバがたくさんいた。 ロバの喧嘩を見た。 噛み付いたり蹴飛ばしたりして、最後にはパカパカ帰っていった。 海辺でたくさん貝殻を拾う。 よくみたら、砂と思った浜が全部小さい貝とサンゴのかけらだった。 ブタ、こいつのオソロシイ秘密がのちにわかる…

バラジ君 沐浴場で会ったカメラマンのひと。 タミル語をいくつか教えてもらったけど、覚えてない~。 ラメーシュ君 目つきがわるいバラジの友達。 「カラテとかカンフーとかできるのか?」 とか 「ジャッキーチェン」 とか言われて、調子にのって映画のマネをする。 なんとバカうけ! 写真とられたり人が集まったりでスター気分。


ホテル・タミルナードゥ タミルナードゥ州経営のホテル。今まで泊まったなかで一番高いホテル。 シャワーの水がジャージャー出る! 水洗便所がスイッチひとつ! バスタオル付き! きれいなシーツ! しかーーし! レストランはダメダメくん!高いだけでマズいー!!

ラーマナータスワーミ寺院に夜行く。ヒンドゥー教徒しか入れない場所がたくさんあるけど、ゴプラムとかながーーーーーーーーーーーーい廊下とそこの柱とかはやっぱりスゴイ! 観光客はいなかったけど、ヒンドゥー教徒の巡礼者はたくさんいる。 彼等は遠くの州から来ているのでヒンディー語が通じる人も多い。 この寺院にも象がいた。外に出られなかったらかわいそうだなー。 ラーメーシュワラムはラーマーヤナ(ヒンドゥー教の二大叙事詩のひとつ)の舞台。 ヒンドゥー教徒にとっては、とっても重要な聖地。 ここのゴプラムは色なし渋い系。


月の綺麗な浜辺で…そ・そんな~!


メシからかえってきて、ドアを開けた瞬間にKさんが突然スンゴイ悲鳴をあげた! その声におれはメチャクチャビックリ! なんと、原因は赤っぽいゴキブリだったのだ! 悲鳴をきいて集まって来たひとにたすけてもらった。 いまだゴキブリに慣れず…


 

7/18 ラーメーシュワラム~マドゥライ

朝10:00頃に起きた。 Kさんが弱ってたので、おれ一人でラーメーシュワラムのはしっこを見に行くことにする。 ツーリストオフィスの前のバス停で聞きまわって バスを見つけてゴー!終点までゴー! しかしこのバスはさきっぽまで行かない(行けない)のであった…

スンゴイきれいな青で砂浜はまっしろ! 両側が海、北の方はしずかな海、南はドッカーン!

よほど高揚していたのか、限りある写ルンですで海の写真ばかり撮ってる



なんか、トラックで先っぽまで行けるらしい。 誘われたけど、 「ふっ、おれをナメんな!こんな美しい海と砂浜…急ぎ足じゃぁもったいないぜ!」 と、歩くことにする。 出発地点で腹ごしらえ。 サムスアップというインドコーラと黄色くてまるいお菓子3つを食べる。

なんか歩いてんの、おれだけで。 一人でてけてけ歩いてんの誰もいないし、そらと海がとんでもなく綺麗で すんごい暑いのと、さっきのサムスアップでなんだかゴキゲンになって大声で歌いながら 一人、歩く。 即興でつくったヘンな歌を歌いながら、歩く。 なぜか思ったことがすぐ口からでてくる、歩く。 妙にテンションが高い、歩く!

途中で水をはこんでる人に会う。 お互い言葉が通じないので、ジェスチャーで会話する。 『タバコちょーだい』 『ゴメンおれ吸わない』 『そう、アンタお祈りしにいくの?』 『うん、あとどのくらいかな~?』 『まだまだだぜ~ガンバレよ!』 『うんバイバ~イ。』 『バイバイ』 貝を拾うばあちゃん、ネックレスとか作るんだって。

ナゼか砂浜の鶏のホネが! そして、なにかのしるし???



かなり歩いたら、ちっちゃい村が見えた。 おばさんが魚の干物を作ってた、サワラとかコハダとかアジとかだった。 なんか、ゴミ捨て場に、ヒトデとか藻の混じって、デッカイ蟹とかウニが!!! ウニくいてえなー。 子供達にペンをたかられた。 どこからともなく現れるちびっこギャング! かわいいんだけど、これがしつこい~。

村の井戸の前を歩いてたら水を汲んでたおばさんが 「アンタ疲れてんでしょ!水飲まないと大変よ!ほらほら飲んで飲んで!」 といって水を汲んでくれた。 生水はヤバイとおもってけど、ホントに暑くて死にそうだったので飲む。 ウマイ!!! その後、また他のとこでも水をもらう。 う~、ありがとう~! いたるところにレンガ造りの家の廃虚がある。 あとでわかったんだけど、イギリス支配のときに駅があったということだった。 たしかに線路もあったし英語のラクガキがいっぱいあった。 キリスト教会のあともあった。 久しぶりに店発見!この村唯一の店。 「コーラ」といったけど、ないらしい。 外にいたおじさんが、子供に「水もってきてやんなさい」 といって、水をもってきてもらった。 生き返ったー!

ようやく先っぽの方についたら、なんか家族海辺でバーベキュー大会!をやっていた。 「焼き魚食うかい?」と言ってくれたので、御馳走になった、 ガブっと噛み付いたらみんなビビってた。彼等は皮は食べないらしくて、ウロコついてた。 なんだかいかにも金持ってそうな人たちがトラックできた。 『ケッ!おれが歩いてヒンドゥーのあんたら車かい!」と、思ったけど、ヒンディーが通じるし喋ってたら気にいられて、帰りはトラックで帰った。やっぱラクラク! 3時間くらい歩いた距離を20分くらいで走りやがった…

岬の先端の神様はちいさな砂のかたまりだった。 ラーメーシュワラム ラーマーヤナがこの場所を舞台にしているのは この美しい地形からなのか? それともただスリランカにちかいからなのか?



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