1997年のインド旅行で訪れたガンジャードガーオンで見せてもらったワールリー画をちょっと紹介します。
ワルリー画は、インドのマハーラシュトラ州、ターネーに住むワルリーの人たちが描く壁画です。 モチーフは、神話、民話、生活と、ワルリー族の日常です。 もともとは土壁に描いていたものですが、何年か前から、政府の奨励で紙に描いて、それを現金収入にするようになりました。 でも、村人が全員アーティストとゆうわけではなくて、昔からの小作農だったりします。 それでインド政府がこれを世界に紹介して、それで日本人にもすこしづつ知られるようになってきました。 絵は牛糞を水に溶いたものを土の壁にぬって下地を作り、米のペーストを水に溶かして発酵させたもので描く。 ちなみに、もともとは結婚のときに描く儀礼絵だったのを、ジブヤ・ソーマ・マーシェ氏が伝統的な手法で物語を描いたことが 世界で評価される大きなちからになりました。 マーシェ家では何人かがアーティストになったけど、ほかの村びとはだれも絵で食べてはいないとのことでした(1997年当時の話)
結婚式の様子 中央の上のほうでは、村の男達が花嫁、花婿をかついで踊ってる。 で、左上では村びと達に酒を振舞っている。 中央では、楽器をならしてみんなで踊ってる。
チョウク これはチョウクとゆう絵で、結婚式があるときに家の内壁に描かれる。 まん中にはマハーラクシュミー女神、そしてチョウクの枠の部分には結婚式に身につけるものとか 結婚式にひつような物が抽象的に描かれている。 サダシさんの友達の家のなかにも、でっかい見事なチョウクがあった。
これもお話だと思う。 あ!ワニにくわれてる人がいる!!! 上の方にいる、髪が逆立っているのは神様。 ん!?右のほうではお腹から子供が出てる人もいる。 あ!だれかの指が入ってる!
タルパーダンス これは、ディワーリーとゆうインドの新年のようなお祭りのときにワルリーの人たちが踊るタルパーダンス タルパーはヒョウタンと竹で出来た楽器で、踊りもまん中の人が吹いている。 まわりのひとはぐるんぐるんまわる。
なんだか左上のほうでヒドイ目にあっている人がいます。 たしか、これは神話か民話かをモチーフにした絵だったと思う。
森 木を切り倒して村に運んでる人や、狩りをしてる人がいます。 ワルリー画の植物っておもしろいなー。
村の生活、田んぼ 右中央ではタルパーダンス、その横のほこらでは虎の神バーグ神を祀っている。 そして、バーグ神のほこらの上空では吉祥の鳥が舞っている。 右下では結婚式をしている そして、左の田んぼでは四季の仕事が描かれている。 田んぼのまん中のほこらにはヴィール神とゆう祖先の霊の神様がいる。 中央下のほこたにいる、馬に乗った神様は、村の守神のチューラー神。 つぎにすすむ
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